本日久しぶりに接客プロ研修を開催。開業予定の方、サロン勤めの方、すでに開業されている方、様々なお立場の方にお集まり頂きました。接客って本当に楽しい、でもなんで楽しいのかが今日改めて分かりました。
【おもてなし大国ニッポン】
おもてなし大国の日本では、接客は丁寧で当たり前、という風潮があります。応対マニュアルで細かな動作やセリフまで決められている店舗やサービスも少なくありませんね。
私も学生の時、飲食店でアルバイトをしていた時、接客マニュアルを一生懸命覚えました。色々なアルバイトをしましたが、特に好きだったのは日本料亭でのアルバイト。着物を着ての立ち居振る舞いや敬語の使い方など、大変勉強になりました。それが今でも生きています。
今回の接客プロ研修でも、まずは【基本の接客】からおさらいをします。というのも、この研修は接客メール講座(全11回)を受講下さった方が対象となっており、下地は学んでいただいています。
その基本を実際の接客に当てはめたら?というのを徹底的に掘り下げるのです。
【個人サロンのお辞儀はいつのタイミングでする?】
例えば、接客にはお辞儀が欠かせませんが、個人サロンだとどのタイミング?そして大袈裟すぎず、でも感じ良いお辞儀って?と、意外と???な事があります。
私自身は、お客様をお招きする際は軽い会釈と笑顔でサロンへ招き入れ、荷物を置いて椅子に座って頂いた時点で、改めてお客様の前に座り(跪き)、「改めまして●●様、当サロンのセラピスト関口智子と申します。この度はご来店誠にありがとうございます(ニッコリ)」してから、丁寧にお辞儀をします。
そしてお帰りの際に、門の外までお見送りし最後に必ず最敬礼のお辞儀をしています。これをお伝えしたら以前「大袈裟すぎませんか~」と仰る方もいました。
私はお辞儀はお客様への「感謝の気持ち」を表す「カタチ」でもあると思っています。お客様に言葉だけではない表現方法持つ事、接客業ではとても大切だと考えています。
しかもお辞儀ってただ頭を下げるだけでは無いんです。正しい型でお辞儀をすると、美しさや内面の凛とした様子など印象がガラッと変わるのですね!正しい姿勢やお辞儀の仕方もお伝えさせて頂きました♪皆さん、コツを掴んで頂けたかな~。
【お客様としっかりアイコンタクトする】
また接客で当たり前すぎるけれど、意外と出来ていないのが『お客様とのコミュニケーション』なんです。
サロンでの接客はお伝えする事がヤマモリあります。なので、つい『次にあれ言わなきゃ…、次はコレしなきゃ…』と思いながら応対していると、気付かないうちに独演会のような接客ロボットに…。
そんなセラピストさんをお客様はじっと見つめています。本当の意味での感じの良い接客とは、クライアントが理解しているかどうかを細やかに確認しながら勧めてくれる人。
言葉には出さないけれどアイコンタクトで『次に進めて良いでしょうか?』『大丈夫でしょうか?』と目でもお話をしてくれるとお客様はとても安心されるのです。
実際にアイコンタクトをしながらお客様への説明をしてもらったところ、お客様役の方からは「距離が近くなった!」「愛が感じられた!」なんてお声も出ましたよ。
これはお仕事の時だけでは無く、普段からやってほしい事。相手をきちんと見て、様子を確かめて、アイコンタクトを取るだけで、きっと良い関係性が築ける…そんな風に思っています。
皆様、とっても良い笑顔です!
笑う時のコツもお伝えしましたので~(笑)。
お忙しい中お越し下さりありがとうございました。今日の研修内容をお客様へ還元して頂けましたらとても嬉しいです♪ 感謝をこめて。
今日も口角アップで健やかな一日を。
関口智子