AtsuStudioJapanでは卒業生、在校生様向けにカウンセリングスキル向上のための勉強会を月1回開催しています。2018年度5月のテーマは「主な不定愁訴と生理学」。病気ではないけれど辛い症状やアドバイスを皆さんと掘り下げました。
いかに楽しく簡単にお伝えできるか
勉強会で大切にしたい事。それは「学びの先にお客様がいる」という事。
お客様に喜んでもらう、お役に立つ、という想いをもって学ぶと「どう伝えようか(アウトプットしようか)?」と他者の言葉のまま、吸収するのではなく、自分の言葉に置き替える癖がついてきます。
学びは伝える事で理解が深まる、と私も散々ご指導頂きました。分かりやすく説明する、という事は理解していないと出来ない…講師としても常々意識している部分です。。
更に、お客様に専門用語を並べ立てても???となってしまいます。専門的に学びながらも、誰もが分かる言葉で丁寧に、そして実践できる事をお伝えする…、それがプロフェッショナルなのですよね。
それを前提に勉強会では、よくある不定愁訴をテーマにお客様と雑談できるようなお話を沢山させて頂きました。例えば、頭皮と顔の皮は繋がっているので、頭が固いと顔も吊り上がってくる…とか…。
左右に動けるのは、頚椎の1番と2番だけなので、その部分にコリが溜まると首が左右に向きづらい…とか。プロには当たり前のお話ばかりですが、一般の方がご存知とは限りません。
昔、流行した「へーへーボタン」(でしたっけ?)をお客様が押したくなるような雑談を通して、自分のお体に興味を持ってもらえるといいなと思ってます。
ちなみにこういった雑談になるようなお話は新聞の健康欄や、NHKのためしてガッテン、日曜朝の元気カプセルなどを録画してコツコツ仕入れています(笑)。一つの情報を鵜呑みにはできませんが、テレビの健康情報番組は視聴者を楽しませるという観点があって、ネタの宝庫なんですよね♪ いつも勉強させてもらってます。
ストレスの受け止め方を一緒に考えるのも大事かな
今回は、不定愁訴の中でも「ストレス」にもフォーカスしてみました。事前の宿題で、受講生の皆さんに「ご自分のストレス体験談」をFBグループに投稿してもらいました。
皆さん、色々な想いと経験が文章に込められており、「本当に辛かったんだな~、頑張っておられたんだな~」とジーンとくるものがありました。
ストレスになる出来事、その受け止め方は人それぞれ、千差万別です。同じ言葉を投げかけられても、全然気にならない方もいれは、トラウマになってしまうほどの衝撃を受ける方もいます。
しかし、身体に現れるほどのストレスを抱えた時、様々な要因があったとしても、最終的に自分の体をコントロールするのは自分、それを知っているか、知らないかで人生が大きく変わると私は思います。
嫌だな~と思うと、体が緊張して自律神経が乱れ、それが続くと不調となって身体に影響が出る。そして日常生活が楽しくなくなる…。前述しましたが、同じことでも「嫌だな」と思わない人もいる。それは価値観や受け止め方が違うからにほかなりません。
「嫌だな」ではなく「あ、そうなんだ、そういう考え方もあるんだ~、なるほど、一つ勉強になった」と、もし、見方を変えられれば、極端な話ではありますが、お相手に感謝の気持ちすら湧いてくることも…(実は今の私がそうです、だから嫌いな人はいません。毎日がとっても平和です。綺麗事といわれても、自分の心と体も守りたいので、その考え方はこれからも持ち続けたいと思ってます)
お客様がストレスから不調を抱え、辛い思いをしているのを見て、ボディワーカーとして施術を丁寧に、心を込めて行っていきますが…。やっぱりお客様には心から笑顔でいてほしい。
その為には、ストレスの受け止め方や心の切り替え方も一緒に考えられるセラピストでありたいな…と私は思うのです。生徒さんにもそうあってほしい、と今回のテーマにしたのでした。
もちろん価値観の切り替えを押し付けるのはNGです。あくまでもお客様がどう在りたいのかを一緒に探しながら、こちらからの投げかける言葉や、前向きな見方をさりげなくご提案できる、そんなサポートが出来たら良いな…と個人的には思っています。
ストレス解消には泣くのもお勧めです。
写真は午後からのAguraAtsuのレクチャー風景。思いっきりの笑顔、見てるだけでこちらまで笑顔になります(笑)。ストレス解消や免疫向上には【笑う事】が効果的と科学的にも実証されていますね。
逆に涙を流すことも良いとされています。溜め込んだ想いを吐き出す。アウトプットです。しかし、悲しくても泣けないから、身体から色々なひずみが生まれてしまうのですね。
であれば、強制的に「泣く」事もありだそうです。例えば、感動したり、悲しい映画や本を見たり読んだり。いわゆる疑似体験をするのですが、泣いて吐き出すという身体への作用は一緒だそうで。
モヤモヤストレスが溜まっている時は、大笑いしにいくか、大泣きするか、どちらが自分に合っているか試してみるのも良いですね。ちなみに私は悲しい映画や本はその世界に浸って、しばらく引きずるので、大笑いがあっているようです( ´艸`)。笑点とか大好き!
ちなみに、泣ける本や映画、皆さんのお勧めはありますか?私は「三浦綾子さんの塩狩峠」を10代の時に読んで大泣き、最近では「百田百樹さんの永遠の0」を本でも大泣き、映画でも大泣き、さかのぼると「ハチ公物語」や「南極物語」という動物モノにも大泣きでした。
北海道から動画参加してくれた札幌丸山のサロンオーナーマウラナニの近藤朋子さんのお勧めも教えて頂きました。こちらから
ストレスは悪いものだけではありません。人間にとっての刺激を全てストレスといいます。やる気が出る、元気になる、前向きになるストレス(刺激)もたくさんあります。要は捉え方次第。でも、どうしてもモヤモヤするときは、上手に付き合う方法も知っておく。自分の心と体はひとつ。健康とは根本的に他人ではなく、やっぱり自分で保つもの。健やかな日々の為に、こんなお話をこれからも勉強会で掘り下げていきたいと思います。
ご参加の皆様、ありがとうございました!
今日も感謝を込めて。
口角アップで笑顔の一日を♪
AtsuStudioJapan関口智子