2024年5月10日発売「禅の境地で自分と向き合う シン・ヘッドマッサージ Agura Atsu」
BABジャパン様より3本目のDVDが2024年5月10日に発売が決定しました! 今回はあぐらの姿勢で受けるドライヘッド&ショルダーの施術をご紹介しています。
AguraAtsuについて
この技術は数年前から既存の生徒様向けにお伝えしていたものですが、今回、BABジャパン様よりお声がけをいただき、DVDとして形に残していただけることになりました。
このメソッドを作ったのは、座禅中の呼吸に集中したり、自分とゆっくりと向き合う時間がとても好きで、ここに施術を組み合わせてみたらどうかな、とふと思ったのがきっかけです。
椅子に座った状態で受ける施術もありますが、これはあぐらで座るのがポイントになっています。DVDの中でも説明していますが、座った時に上半身が猫背になっていたり、骨盤が寝ていると筋肉や関節には必要以上に負荷がかかっています。
その状態で肩や頭に圧をかけてしまうと、逆に腰が痛くなってしまったり、座っていること自体が辛くなってしまうかもしれません。
ご経験がある方もいると思いますが、座禅を行う前にお坊さんが座り方をレクチャーしてくださいます。
正しく座るということ
人間の骨は200個以上あり、形も大きさもバラバラでとても不安定です。しかし、ジェンガのように上手に積み上げるとバランスが取れて崩れないように、人間の体にもバランスを取るポイントがあります。
図のように、お尻の下の坐骨を座面に当てて、骨盤を立てることで、腰や背中の骨が積み木のようにバランス良く積み上がっていきます。この姿勢が筋肉の疲労も少なく疲れにくい姿勢なのですね(あくまでも理想姿勢です)。
土台が安定することで、上半身、特に肩や腕の力が抜け、呼吸も楽に行うことができるようになるのです。
禅の「調身・調息・調心(ちょうしん・ちょうそく・ちょうしん)」は、まず姿勢を整えると、息が整い、そして心が整っていくという考え方ですが、AguraAtsuでも、ただお客様に受け身で施術を受けていただくのではなく、まずご自身で姿勢を整えてから、ゆっくりと呼吸誘導しながら、体の緊張を緩める施術を行い、そしていつしか心が穏やかになっていくことを目指しています。
撮影うらばなし
前作と同じ企画、撮影はBABジャパンのMさん、そしてモデルはパーソナルトレーナーのWakanaさんです。いつもありがとうございます!
AguraAtsu自体の施術時間は長くても20分くらいで収まります。前作でも、ついつい「あれもこれも説明したい!」となって長くなってしまうので、要点をまとめて!と準備しましたが、まず骨格模型で説明し、その後、筋肉スーツで説明し、さらに流れをお見せして…と、気づいたら90分超えのDVDになっていました。
とはいいつつ、ところどころに、方向を示す矢印、ツボの名前などのテロップが入っていたり、要点をしっかりまとめて分かりやすく編集していただいており、プロの編集者さんの素晴らしさを今回も実感しています。
そして毎回、モデルになってくれるWakanaさんですが、実は彼女はどんなシチュエーションでもすぐに寝てしまう特技?があり、今回も撮影中にうつらうつらしてました笑。ベッドに寝る施術なら良いのですが、座った状態で船を漕ぎそうになるので、私が説明しながら倒れないよう頭を押さえているという…。
もしかすると、動画をご覧になった方は、あ、この場面、寝てる?とお気づきになるかもしれません笑。ただ、しっかり役割は果たしてくれていますので、ご安心ください。
手軽にどこでも誰にでも
この技術は、ちょっと座って!とすぐにできる施術です。またクライアントの後ろに立って施術するため、セラピストの姿勢にも無理がなく簡単に圧を加えることができます。もちろんあぐら姿勢を取るのが苦しいという方がいたら、椅子に座った状態でも出来ますし、足を伸ばしてもらっての施術もOKです。
一番大切なのは、クライアント、セラピスト共に呼吸を合わせ、ゆっくりと沈む圧と共に互いに溶け合っていくような感覚を楽しむ心です。二人で行う座禅をイメージして、「やってあげる、やってもらう」という感覚ではなく、お互いにAguraAtsuを通し自分と向き合う感覚を感じていただけたらと思います。
AguraAtsuが慈しみ溢れる世界の一助になりますことを、願っております。
最後までご覧くださりありがとうございました!