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【レポその2】7位入賞/世界選手権マッサージ大会

 【レポその1】からの続きです。

 

 2024年6月29日、30日にデンマークのコペンハーゲンで開催された【世界選手権マッサージ大会】に挑んできました!結果は、ウエルネス部門で7位入賞、国別総合で日本3位、動画Teaching部門で5名に入賞をいただきました。なぜ、この大会に挑もうと思ったのか、また大会で感じたことなどをご報告と共に、忘備録として綴りたいと思います。お時間のある時にお付き合いいただけたら嬉しいです。

 

2日目スタート

フリースタイルだけにクリエイティブな空間です
フリースタイルだけにクリエイティブな空間です

 

2日目はカテゴリーを変え、フリースタイルマッサージ(東洋風)にエントリー。

こちらの定義は「さまざまなタイプのアジアのマッサージ方法の組み合わせ(指圧、指圧、タイ式マッサージ、カッピング、推拿、アーユルヴェーダ、器具を使ったリフレクソロジーマッサージなどイースタンスタイル」です。

Atsuは指圧のような深い圧とオイルトリートメントを融合しており、「禅」を表現しています。アジア人の一人として頑張るぞ!と意気揚々と臨みました。

 

2日目のチームは、タイ人の女性(名前を聞き忘れた汗)と、なんと初日に同じチームだったインド人のパシャーム。しかも、また私が彼の施術モデルという。なかなか無い例ですが、初日の彼の施術がとても丁寧で素晴らしかったのでラッキーでした。

初日同様、私は2ターン目の施術。緊張はだいぶ和らいだものの、タイ人の女性さんに上手く伝わらなかったのか、なぜかTシャツを着てきたり、タイツを履いたまま受けようとしたり、更には髪の毛はセットしてあるから、頭と顔は触れないでくれ…との注文があり、開始時間が迫る中、プラン変更にめちゃ焦りました。

 

インド人のパシャームと
インド人のパシャームと

 

そんな慌ただしい状態でのスタート。初日よりも心乱れてしまい反省です(まだまだ修行が必要です…チーン)。そして、最後のターンは私がモデルに。パシャームの今日の施術はアーユルヴェーダ。

 

本場のアーユルヴェーダ!めっちゃ楽しみ!今回のご褒美タイムでした。

パシャームはたくさんのオイルを用意し、丁寧な説明もしてくれたのですが、英語が…。もうAnything OK! と、半ば投げやりに受け取られかねない答えで、全てお任せしました(ごめんね)

まず座位で髪の毛にオイルを垂らし、頭皮マッサージ。そして肩周り、仰向け、うつ伏せ、顔と全身アーユルヴェーダの世界へ。変わらず丁寧な施術でした。絶対に手が離れない、タオル捌きも落ち着いている、タッチが柔らかい。

 

後で聞いたら、彼はドバイのリッツカールトンでお勤めをしているそうで。そのホスピタリティに納得でした!ほんと素晴らしい!

 

 


結果は…(ぼーっとしていたらその1)

Tomoko Sekiguchiの文字に目が覚めた
Tomoko Sekiguchiの文字に目が覚めた

 

全てのターンを終え、ジャッジタイム。そしていよいよ結果発表です。最初に、無料でエントリーした動画の表彰です。

世界中から集まった1,000を超える動画が、さまざまなカテゴリーでノミネートされていきます。私が登録したのはプロモーション部門。そこで名前が挙がることは無かったので、残念だったなぁなんてぼーっとしていたら…

なんとTeaching Video Nomineesの画面に、私の名前が!

びっくり!しつつ、急いで写真をパシャリ。大賞は逃したものの、Japanの文字がなんだか誇らしかった。これは教材になるような動画、という意味のようです。

ちなみに殿堂入りした動画一覧はこちらからご覧になれます。日本で開催されたアジア大会の様子がPromotion動画で大賞を取ってましたよ!

 

私がエントリーした動画はこちらです↓

 


結果は…(ぼーっとしてたらその2)

5人で総合3位は快挙!
5人で総合3位は快挙!


そして、カテゴリー別の発表が続きます。日本から参加した皆さんと一緒に、国旗を出してその結果を聞いてました。

しかし、どのカテゴリーでも日本人の名前が呼ばれることは無く…、皆さんも悔しがってましたが、私も悔しかったです。

前回のブログでも綴った通り、Atsuのパフォーマンスは「静」がテーマなので難しいかな…と、半分諦めていたのですが、半分はやっぱり期待してたんですよね、正直に言うと。

 

「もう、国旗しまおうか」と畳んで、みんな、ぼーっとしていたその時。

 
いつの間にか始まっていた国別ランキング。これは3名以上、同じ国の参加者がいればチームとみなされ(知らない人でも)、それぞれの平均点で順位が決まります。

『Third Japan !!!〜』 

 

え!え!何? 呼ばれた時、日本チーム誰も反応できなくて「何のこと?」とワラワラしてたら、2位香港、1位タイ!と発表され、タイが大盛りあがり。はじめて、あ!これ喜んでいいやつだったと、気づきました笑。

国旗もしまっていて、しかも会場上段の隅に固まっていた日本人。なんとも慎ましやかな国民性です笑。

 


大会を終えて

日本3位がめちゃ嬉しかった!
日本3位がめちゃ嬉しかった!

 

 

 結果発表を聞きながら、みなさんが「来年はどうする?」と話し合ってました。私はもう一度、この会場に来よう、とその時に決めました。

 

初めての参加、右往左往で正直、余裕はありませんでした。初日の施術はとても楽しかったものの、2日目は反省点ばかり。

当初の目的の「Atsu式スタンスの安定感」「瞑想を導く静のトリートメント」「禅を表現する施術」を、どうしたらもっと表現できたかなぁと。

 

大会参加前は、受け手の評価が無い、施術を外から見るだけのジャッジはどうなんだろう…、と思っていた部分もありますが、その見識の狭さを反省です。

 

上位に入ったセラピストさん方は、やっぱり体幹が安定していて見ているだけでも素晴らしいセラピーであることが伝わってきました。


表彰式でのセラピストさんを眺めながら、今度はこうしよう、ああしよう、というアイディアがどんどん湧いてきて、香さんと来年、もう一度だけ挑戦してみようか、Atsuやオリエンタルジャムウの生徒さん達と一緒に来たいね!と話してました。

この場に来れたこと、他の国のセラピストさんと交流できたこと、セラピーを見ることができたこと。本当に素晴らしい体験でした。ということで、今回の挑戦は幕を閉じました…と、思ったら、まだ続く。

 


滞在最終日のサプライズ

チボリ公園のベンチで号泣
チボリ公園のベンチで号泣

 

大会翌日からは憧れの北欧、観光タイム!

 

2日間連続でお隣の国、スウェーデン、マルモへ。電車で30分ほどで行けます。国境でのパスポートチェックも無く、すんなりと入国。

 

スウェーデン第3の都市、マルモも、コペンハーゲンと同じくらい可愛い街で、北欧好きの香さんと私は翌日もマルモ観光に来てしまいました笑。しかし帰り道、逆方向の電車に乗ってしまうなどハプニングもありつつ、あっと言う間に帰国日に。

最終日は夜7時のフライトまで、世界最古の遊園地チボリ公園で、これまた可愛すぎる園内にキャッキャしてたら、日本人チームの方から各カテゴリーの10位入賞が発表されているとの情報をゲット。

なんと!なんと!そこに自分の名前を発見。

思わず嬉し泣きしてました。

 

イタリアのセラピストさんと
イタリアのセラピストさんと

 

なぜなら、今回大会を終えて、『Atsuというテーマでは、表現力が足りなかったのかな…。自分の想いにこだわりすぎずに大会に出るという事も見据えて、施術を作り上げるべきだっただろうか…』と、大会後、ずっと考えてました。

しかし10位内に入賞し、『これで良かったんだ。Atsuの表現が届いた人がいてくれたんだ、と自分の大切にしているものに◉をつけてくれた人がいる』、それが涙が溢れた理由でした。

大会のジャッジが全てでは無いですよ、と言ってくれる人もいましたが、やっぱり嬉しいものですね。世界に向けてAtsuの小さな小さな第一歩です。

来年の事を言うと鬼が笑う、という言葉もありますが、来年に向けての準備を少しずつ始めています。まずは更に体幹を鍛える事。禅について身体で理解を深める。自分の伝えたい事を伝えらえるように英語力の向上。

そしてAtsuの同志が一人でも増えてもらえるように来年再開のスクールを精査すること。でも日常のコツコツがとても大切なので、今までと変わらずトレーニングと瞑想は続けていきます。

 

 


最後に

 今回の大会には、4ヶ月間みっちりパーソナルトレーニングをしてくれた娘のわかなさん、そして彼女の旦那さんのゆうだいさんが通訳として同行してくれました。施術前にコンディショニングをしてくれたことで、動きやすくなったこと間違いありません。本当に感謝しています。

そして、大会に一緒にチャレンジしてくれた香さん。1週間以上、一緒に過ごせて彼女の明るさや優しさに沢山助けられました。感謝してもし足りないくらいです。すごく頑張って、めちゃ疲れて、すごく楽しかった1週間。人生で忘れられない1週間です。

またこの大会のために、練習に付き合ってくださった皆様、貴重な時間をありがとうございました! そして応援メッセージ、そして祝福のメッセージをたくさんいただきました。英語の先生、動画の撮影、色々なアドバイスをくださった皆様。

Atsuの生徒様、Atsuの前身ロミロミの生徒様、そしてお客様。皆様との日々が今につながっていると実感しています。

日本チームの皆様、安全を祈願して折り鶴を追ってくれた私の母、そして快く送り出してくれた私の主人に(言葉少ないですがいつも応援ありがとう)…。心より御礼申し上げます。

この貴重な体験を皆様に還元できるよう、そして、Atsuの進化向上に引き続き邁進してまいりますね!楽しみながら頑張ります。
感謝を込めて

長々とご覧くださりありがとうございました!