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【活動報告&ご感想】AguraAtsu1日講座

 先日、AguraAtsu講習会をさいたま市スクールで開催させていただきました!4名様限定の小さな会でしたが、大阪、静岡、千葉、群馬からご参加くださり、ワイワイと賑やかな会になりました。ご遠方からありがとうございます〜!!

 

 

AguraAtsuは写真の通り、クライアントにあぐら座になってもらい、セラピストは後ろや横に立って頭、首、肩、背中、腕回りの施術をします(オイルは使いません)。

 

お客様が椅子に座って受けるチェアマッサージもありますが、Atsuでは、あえてあぐら座にしたのには理由があります。

 

それはセラピストが無理なく自然に圧を入れることができる、という点です。Atsu式スタンスの理論を取り入れたスタンスや手の置き方を用いているので、肩に手を添えて、そっと寄りかかるだけで、セラピストの体重が掛かる姿勢になっています。それが、本当に楽に施術することができるんですよね。

 


とけあいの感覚へ

 AguraAtsuは、圧の掛け方にも特徴があります。ゆっくりとクライアントに身を預け、コリを溶かすようにじっくりと手を乗せ続けます。とけあう感覚からふんわりと抜けいく手…、お互いの肌の暖かさも染み込んできて本当に気持ち良いんですよね。

私自身、AguraAtsuをさせていただくと、どんどんクライアントさんの呼吸が穏やかになっていき、体の強張りが抜けていくのを手から感じます。次第に瞑想をしつつ、気をやりとりしているような感覚になり、心がすぅっと落ち着いて何とも言えない優しい気持ちが湧き上がってきます。

 皆さんの参加の動機は「手軽に服のまま出来る技術を学びたい」というお声が多かったのですが、そんな触感も感じてほしいなと技術の前にワークショップもしてみました。

 


触れ方で印象が変わる

 

セラピストの手が柔らかく溶け込んでいくようなボーダーレスなタッチは、実は簡単なようで、これがなかなか。なので理論に基づいたトレーニングが必要です。

また、そのタッチを受けた人が、どんな風に感じるのかも理解しておくことも大切なことです。写真では、握手のワークをしているのですが、例えば探るように握ると受け手は警戒心を高め「今、何をしているんだろう」と、その行動を分析する判別性の感覚を強めていきます。これは交感神経が働くといわれています。

 

一方、ふんわりと握ると「柔らかい、温かい、優しい…」など、ポジティブな印象を感じるだけではなく、感情が出てくる傾向にあります。副交感神経優位の状態です。握られ方一つで感情や思考が全く変わるということに皆さん驚いておられました。面白いですね!

 


効果を高める座り方を

 

他にも、脱力することで、かえって体が安定したり、圧が深く沈むワークなどもやってみました。これはAguraAtsuのための練習ですが、普段の施術にも取り入れることができます。

 

その他にも座り姿勢のレクチャーなども行いました。というのも、AguraAtsuでは、お客さまに座っていただく際、背中や腰が痛くならない座り方をレクチャーしてから施術を始めます。

 

施術の際、背中が丸まっていると首や腰に負担がかかってしまうのでかえって逆効果にも。AguraAtsuを受けることで、正しい座り方のセルフアドバイスになるといいですね。

ちなみに写真の骨模型、なんにも支えていないんです。骨模型は理想姿勢なので、きちんと坐骨を立てて座らせると、倒れずに自立してくれます笑。

 そんなお話をしつつも、AguraAtsuの実践では順番にAguraAtsuを感じていただきながら何度も練習をしました。お互いの練習後は、みなさんお顔がスッキリされていて、この講座を開催してよかった〜!と私も嬉しかったです。

 


【受講のご感想】

 

みなさまからご感想いただいたのでシェアさせていただきますね

 

◉力を入れずに、こんなに優しい圧でもしっかり入っているのが驚きました。まったく疲れず、施術側も楽しく気持ちよく施術ができました。

◉丁寧に触れるためのワークを、明日からのお客さまにすぐ実践してみます。自分ではできているつもりの部分もあったと思うので、さらに意識を高めていこうと思いました。
◉あぐらで手軽にできそうなので、早速、家に帰ったら実践してみようと思います。

◉日々の意識が大切だということがよく分かりました。楽しみながら毎日の所作をやってみます。

 

などなど。

みなさま、短い時間でしたが笑顔でたくさん吸収してくださりありがとうございました!ぜひ、AguraAtsu、色々なシーンでご活用くださいね!